製造工程・製品用途のイメージ図
溶融技術のイメージ図
「資源創造」
廃棄物を貴重な資源に生まれ変わらせる企業です
メルテックいわき株式会社
企業概要
廃棄物処理事業を通して、環境保全と資源のリサイクル化に貢献している企業である。
廃棄物を高温(1,800℃)で溶融処理を行い、「溶融スラグ(人工石)」と「溶融メタル」を製造している。溶融スラグは主に道路の路盤材として活用し、溶融メタルには金、銀、銅、プラチナ、パラジウム等の希少金属が含有されている。溶融メタルは秋田県の関連会社の小坂製錬㈱で、各種金属に製錬されて市場に戻す役割を担っている。
親会社はDOWAエコシステム㈱で、メルテックいわき㈱は2016年からいわき市四倉中核工業団地で活動を開始した。
主力製品・サービス等
●廃棄物処理
●溶融スラグ(路盤材)、溶融メタル(貴金属原料)の製造販売
知財・ライセンス等
知的財産
●特許登録番号:6949650 焼却灰の溶融処理装置
認証・ライセンス
●(2017年12月) 一般廃棄物処理業許可証受領
●(2017年12月) 産業廃棄物処理業許可証受領
●(2017年12月)特別管理産業廃棄物処理業許可証受領
●(2019年7月)エコアクション21認証取得
自社の強み・特徴等
●ごみを燃やした後の焼却灰を資源にリサイクルできる「溶融処理」を行っている企業は、日本で数社しかない。そのうち 2 社が、 DOWA グループのメルテックいわき(株)とメルテック(株)(栃木県小山市)である。
●当社は独自開発の溶融炉を用いて、人工石と溶融メタルの製造を行う。高温還元雰囲気で溶融し、空冷でゆっくりと冷却・結晶化させることで、重金属類をほとんど含まず天然石同等の強度をもつ高品質な人工石と、溶融メタルが製造できる。埋立処分されることが多い焼却灰を再資源化する技術で、資源循環型社会の実現に貢献する。
今後の展望・取組みたい分野等
(将来像)
●「埋立て処分」から「リサイクル」への志向が年々高まる中、溶融再資源化事業者として、社会のニーズに応えていく。
●顧客に選ばれる企業となるために、適正処理、無事故・無災害を継続していく。
(新事業・新技術開発の可能性)
●技術開発テーマとしては、「コークス代替燃料の調査、検討、使いこなし」や「溶融メタルの効率的破砕技術の実現」などがある。
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